僕の小さな隠し事
なんてことないこと、
関係ないこと、
知っても何ら得も損もしない事、
本業（捺染業、手刷り）をしながら、仕事終わったらコンビニでバイト
そんな、全く違う環境での仕事、
案外好きだった。
しかし、離婚してから、
なにをするにでも、
別れた妻、離縁した息子の事がよぎり
仕事中も涙してしまうことも。
バイトから帰ると、
もう、今まで待っていてくれた、
廃棄を一緒に笑いながら夜中に食べてくれる相手もいない・・・
待っているのは、失望感だけだった。
気持ちを切り替える意味もあってまずバイトを辞めた。
２０歳近く離れた方たちとの、
お仕事は僕にとってとても新鮮で、
大好きだったから、５，６年近くバイトは在籍した。
最近分かったことだが、
辞めたすぐあと
バイト先に、
別れた妻が会いに行ったらしい、
タイミングがあえば、もう少し続けていたかもしれないが
僕はタイミングが悪い男・・・
その間、土曜日のお仕事がない日などに
知り合いの塗装業でお手伝いを始める、
初めてのお仕事で、
とても覚えることがたくさん！
塗装は塗装でも、僕は、Tシャツなど洋服に色を入れていたから、
多少は入り易かったけど、
使う道具、材料も、
塗装業だと、ペンキはネタという。
捺染業だと、ノリという。
少しの違いで戸惑うことが多かった。
高い所も苦手だったので、
足場というものも、怖かった。
そして、ちょうど時期的なものもあって、
暇になった本業（毎年そうなのよ。）
みんなの来てる洋服、シーズンというものもあるし。
少し古くなった、自分の持ち場の壁が気になり、
せっかく覚えたのだから、壁を塗り替えようと、考え行動した。
塗りながら、
今まで僕の事を面倒見てくれた社長の顔が目に浮かぶ。
こんな厄介者を、
「お前らは家族だと思ってる、だからその家族の事も考えなくてはいけない」
そんなことを言う社長が僕は好きだ。
僕は、離婚してから、
この会社のために何かしたい、力になりたい、
そう思うことが強くなる。
僕がいろいろ迷惑をかけて、
社長に、
「僕がここにいても会社のためにならないので、辞めさせていただきます」
そういった時も、
社長は、
「止めることはしない、けど、お前はやめてこの後行くところあるのか？
それだったらここにいろ、お前がいるだけで、会社のためになる」
涙が出たよ、ただでさえ泣き虫なのに・・・
僕は、父親を父親だと見ていない、
父親とはどういったものなのか、
それを、
社長と別れた妻のお父さんに見ていた。
シゴト、お手伝い、
送り迎えでタバコ銭を手にしながらの日々。
仕事中、
とっさに何を想ったのか、
僕はこの会社を辞める。
僕の人生なんてどうでもいい。
社長と話をすると、また甘えてしまいそうな気がしたから、
会社のカギを開けるのは僕の仕事だったから
まだ暗い朝のうちに
鍵を開けて退職願を、
社長の机の上に、
今までお世話になった自分の感謝の気持ちと
あなたを、いつも父親のように思っていましたと、
そして
「こんな僕を、いつも、大切に想っていただきありがとうございます」
と感謝の言葉を添えて。
去年の８月２９日に
僕は、２０年勤めた職場を、
ただ、何もたいした理由がないまま辞めた。
Twitter上で、その前後から、
僕のいってきます！！
あと、お手伝いの塗装業の
ツイートが増えたから気づいた人は気づいていたはずだと思う。
そのことで、嘘をつきたくなかったから、
Twitter上で
行ってないのに、行ってきまーす！
なんてしたくなかったし、
ただ、それだけ、
久しぶりにスッキリした、
これで僕のフォロー外そうが外されまいが
僕はいい。
僕は、SNSなどでは
なるべく、正直でありたい。
本音でいたい。
そんな時、テレビを久しぶりにつけると
テリーOOさんが、
正義は
「ヒーローなんて、ウルトラマンや、スーパーマンだけでいい！」
そんな言葉に首をかしげる僕。
綺麗ごとだけを並べてる僕。
けど、僕は、これからも、
正直に、できるだけ本音で、
皆さんと察していければと思う。
今日は僕のくだらないことにお付き合いしていただきありがとうございました。
いろいろ言いたい事はありけれど、
ありがとう
競馬とジャグラーと
愛する妻との残された日々を・・・
より
心を込めて
